○○の嫉妬
今日も一応春美ちゃんと恋バナ約束をしている。
でも30分だけ。
その後は冬真とデートするようでいつもより短い。
俺も邪魔はしたくないので了解している。
「海くんおまたせ~。」
「大丈夫だよ。……どうしよう。告白した方がいいと思う?」
「う~ん、海くんがどうしたいのかで変わるけど私はするのをオススメするよ。」
「でもどうやってしよう……」
「手紙とか直接とかいろいろあるよ。」
そう春美ちゃんに言われて手紙でなら告白できそう、と思った。
「がんばってやろう。」
そう言って俺は1枚の紙とシャーペンを取った。
「ここは単純に『好きです。付き合ってください。』にするか……。それとも違う言葉にするか……」
「迷っているとこごめんだけど私、帰るね~。」
と言って春美ちゃんは帰っていった。
結局手紙はこうなった。