○○の嫉妬
何時に図書館に行くのか分かんなかったから少し遅れた。
ついた時には海が
「俺飲み物買ってくるわ。」
って言ってた時だった。
「は~い。待ってるね!」
と春美が待つらしいから今だ、と思った。
「春美~。」
と声を掛けたらむっちゃ驚いていた。
「なんで冬真がいるの?」
「たまたま来た。」
素直になるのが恥ずかしく、誤魔化した。
そうしたら分かりやすく悲しそうな顔をした。
「そう……なんだ。」
「ってか海は?」
さすがに春美を悲しませたくないと思い違う話題を振ったらこれしか思いつかなかった。
「飲み物買いに行ってる。」
それ知ってる、と心の中で突っ込む。
「へぇ~。俺も仲間に入れて。」
「いいよ。」