きみは微糖の毒を吐く
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「学校休んじゃった……」
次の日、学校に行く気持ちになれなくて、泣きすぎて頭も痛くて学校を休んでしまった。
親には体調不良だと伝えたから、無断欠席とかではないはずだ。
あれからすぐにスマホの電源を切ってしまったから、誰とも連絡を取っていない。
絢斗くんがあの後メッセージをくれたのかどうかすらわからない。
メッセージがあったら見るのが怖いし、なかったら悲しいし、どちらにしろメッセージの通知なんて見ない方がマシだ。
あーあ、絢斗くんとは終わりなのかな。
いつもは冷たいけどたまに笑ってくれる顔も、もう見れないのかな。
絢斗くんの家で話すこともなくて、買ってもらったワンピースはもう2度と着れなくて、絢斗くんとしたキスの感触はだんだん忘れていって、私たちは何の関係もなかったみたいにただのクラスメイトになって。
それから絢斗くんの人生に、私の存在は無くなってしまうんだろうか。