きみは微糖の毒を吐く




頭の中がぐるぐるする。
いろんな瞬間の絢斗くんを思い出す。







『あの……柳くん、好きです!』

『……』

『柳くんの彼女に、してもらえませんか……?』

『……いいよ』

『え……?』

『付き合おうか』

『でも、付き合ってることは誰にも言うなよ』




告白した日、付き合うことになった日の会話。


きっと気まぐれで、遊び相手としてオッケーしてくれたのかなって思ってたけど。


だけど、もしかして。




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