きみは微糖の毒を吐く




「でも、付き合ってることは誰にも言うなよ」



「え……わかり、ました」



「じゃあ、よろしく」





たった今告白して、私たちは付き合うことになった。


……とは思えないほどの冷静さで、彼は「撮影があるから」と私に背を向けて、帰って行った。





「え……本当?」




私、憧れの柳くんの彼女に……なったん、だよ、ね……?




< 3 / 279 >

この作品をシェア

pagetop