檻の中の魔術師
ある日、一人の少女に出会った。
出会ったと言っても、直接顔を合わせた訳じゃない。
声が聞こえてきたのだ。
「待ってて」
ただそれだけだったけど、僕からしたら大変驚きだ。
だって今まで僕が立てる音以外無音だったのに、なんで急にそんな事が。
その少女が誰なのかも分からなかったけど、その事実は僕の心に深く残ることになった。
でも、何故だろうか。
僕自身が、彼女を拒んでいる気がしてならない。
出会ったと言っても、直接顔を合わせた訳じゃない。
声が聞こえてきたのだ。
「待ってて」
ただそれだけだったけど、僕からしたら大変驚きだ。
だって今まで僕が立てる音以外無音だったのに、なんで急にそんな事が。
その少女が誰なのかも分からなかったけど、その事実は僕の心に深く残ることになった。
でも、何故だろうか。
僕自身が、彼女を拒んでいる気がしてならない。