ある雪の降る日私は運命の恋をする-short stories-
食器を片付け、子どもたちをお風呂に入れる。
最近は、葉月と柚月が望笑夏のことを見てくれるから3人で入ってもらっている。
リビングに戻ると、ソファで楓摩が写真を眺めていた。
「それ、楓摩がお医者さんになったばっかりの時?隣、陽向先生だよね。」
そう言いながら、楓摩の隣に座る。
「そうだよ。俺たちがまだ研修医の時の写真。…ってことは、もう15年くらい前か。」
「そんなに前なんだ。楓摩、ちょっと顔が幼いよね。」
「そうだね、若かったから笑 でも、陽向も変わんないなー。」
楓摩は笑いながら、写真の話をしてくれる。
その中で、1人だけ仏頂面の人を見つけた。
「楓摩、この人は?」
「ん?これ誰だ……って、あ!」
楓摩は驚いたように写真に食いつく。
「…これ、北斗だ。」
北斗先生って……あの、北斗先生?
私の知っている北斗先生は、近所のクリニックで働いている優しい精神科のお医者さんだ。
「よく残ってたな、これ。…北斗、昔ちょっと尖ってたから、写真にもほとんど写っていないのに。」
今とは全然雰囲気が違くてびっくりしてしまう。
私が唖然としていると、楓摩は笑いながら研修医時代の話をし始めてくれた。
「これは、俺たちの研修が始まったばかりの時だったんだけどね_______________」
最近は、葉月と柚月が望笑夏のことを見てくれるから3人で入ってもらっている。
リビングに戻ると、ソファで楓摩が写真を眺めていた。
「それ、楓摩がお医者さんになったばっかりの時?隣、陽向先生だよね。」
そう言いながら、楓摩の隣に座る。
「そうだよ。俺たちがまだ研修医の時の写真。…ってことは、もう15年くらい前か。」
「そんなに前なんだ。楓摩、ちょっと顔が幼いよね。」
「そうだね、若かったから笑 でも、陽向も変わんないなー。」
楓摩は笑いながら、写真の話をしてくれる。
その中で、1人だけ仏頂面の人を見つけた。
「楓摩、この人は?」
「ん?これ誰だ……って、あ!」
楓摩は驚いたように写真に食いつく。
「…これ、北斗だ。」
北斗先生って……あの、北斗先生?
私の知っている北斗先生は、近所のクリニックで働いている優しい精神科のお医者さんだ。
「よく残ってたな、これ。…北斗、昔ちょっと尖ってたから、写真にもほとんど写っていないのに。」
今とは全然雰囲気が違くてびっくりしてしまう。
私が唖然としていると、楓摩は笑いながら研修医時代の話をし始めてくれた。
「これは、俺たちの研修が始まったばかりの時だったんだけどね_______________」