御曹司の恋の行方~和菓子王子編~
ショーケースに目を奪われていると、
「悠里はどれがいいの?」と母から聞かれる。

「迷って決められない!どれも素敵すぎて。食べるのが勿体ない」

「じゃあ、要らないのかしら?」

「要る!食べます」

悠里は和菓子に釘付けで、この時和菓子王子が悠里親子の会話を聞いているとは思いもしなかった。

そして、和菓子王子に一目惚れされている事も…

帰り際、悠里はコソッと和菓子王子を眺める。
悠里には遠い存在。悠里の中では、憧れの存在となるのだった。

まさかの両想いとは知らずに、買い物が終わると店を後にした。
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