御曹司の恋の行方~和菓子王子編~
「「?!」」
目の前で現実を突きつけられ、打ちひしがれ去って行くひかりと、憧れの王子からファーストキスを奪われ驚き固まる悠里。
ひかりの姿が完全に見えなくなったのを確認した夕輝は、悠里を解放した。
呆然としたまま自分の唇に手を持っていく悠里。
いくら自分が片想いをしていたとしても、相手の気持ちを無視して悠里にキスをしてしまった事実は消せない。
「ゆうりちゃん、ビックリしたよね?ゴメン」
「え?名前…」和菓子王子が自分の名前を知っていた事にも驚く。
「あっ…ゴメン。決してストーカーじゃないからね!」
「プッ」
和菓子王子がストーカーって。思わず笑ってしまう。
悠里の笑顔を見て思わず「可愛い」と呟く夕輝だった。
「あ~、え~っと」夕輝は説明しようと思うが、ここはレジデンスの正面玄関。戸数も少ないので、通る人はいないが、中のコンシェルジュの視線は感じる。
「ゆうりちゃん時間ある?」とにかく、この機会を逃すまいと必死の夕輝。
「はあ。用事は終わって帰る所です」
「ここに住んでる?」
「違います。ここに住む友達に用事があって来てたんです。和菓子王子はここにお住まいですか?」
「和菓子王子?!」
「え?和菓子王子ですよね」
目の前で現実を突きつけられ、打ちひしがれ去って行くひかりと、憧れの王子からファーストキスを奪われ驚き固まる悠里。
ひかりの姿が完全に見えなくなったのを確認した夕輝は、悠里を解放した。
呆然としたまま自分の唇に手を持っていく悠里。
いくら自分が片想いをしていたとしても、相手の気持ちを無視して悠里にキスをしてしまった事実は消せない。
「ゆうりちゃん、ビックリしたよね?ゴメン」
「え?名前…」和菓子王子が自分の名前を知っていた事にも驚く。
「あっ…ゴメン。決してストーカーじゃないからね!」
「プッ」
和菓子王子がストーカーって。思わず笑ってしまう。
悠里の笑顔を見て思わず「可愛い」と呟く夕輝だった。
「あ~、え~っと」夕輝は説明しようと思うが、ここはレジデンスの正面玄関。戸数も少ないので、通る人はいないが、中のコンシェルジュの視線は感じる。
「ゆうりちゃん時間ある?」とにかく、この機会を逃すまいと必死の夕輝。
「はあ。用事は終わって帰る所です」
「ここに住んでる?」
「違います。ここに住む友達に用事があって来てたんです。和菓子王子はここにお住まいですか?」
「和菓子王子?!」
「え?和菓子王子ですよね」