御曹司の恋の行方~和菓子王子編~
ふたりは、揃ってコンシェルジュの前に行く。
今ここを出たばかりの悠里が戻って来た事には驚くが、流石に一流のコンシェルジュだ。
「木下様、何かお忘れ物でもございましたか?」
「いえ。えっと…」と夕輝を見る。
「あっ、たまたまそこで会って、僕が連れて来たんです」
「そうでしたか。では、長谷様どうぞお入り下さい」
悠里も夕輝も、キチンと登録されている為、これ以上詮索される事はない。
「じゃあ行こうか」
「あっ、はい」
夕輝に促されてエレベーターへと向かった。夕輝は慣れた様子で操作する。
「親友が海外赴任している留守中に、ちょこちょこ様子を見に来てるんだ」
「そうなんですね。海外だと会えないし、寂しいですね」
「そうだね。小さい頃からずっと一緒だったから、こんなに離れたのは初めてだよ」
エレベーターは8階に到着した。
今ここを出たばかりの悠里が戻って来た事には驚くが、流石に一流のコンシェルジュだ。
「木下様、何かお忘れ物でもございましたか?」
「いえ。えっと…」と夕輝を見る。
「あっ、たまたまそこで会って、僕が連れて来たんです」
「そうでしたか。では、長谷様どうぞお入り下さい」
悠里も夕輝も、キチンと登録されている為、これ以上詮索される事はない。
「じゃあ行こうか」
「あっ、はい」
夕輝に促されてエレベーターへと向かった。夕輝は慣れた様子で操作する。
「親友が海外赴任している留守中に、ちょこちょこ様子を見に来てるんだ」
「そうなんですね。海外だと会えないし、寂しいですね」
「そうだね。小さい頃からずっと一緒だったから、こんなに離れたのは初めてだよ」
エレベーターは8階に到着した。