【短編】      洋介と仲間たち



ロナウド
「猫神、いや神さま、俺は地獄に堕ちてもいい。洋介と仲間だけは助けてほしい!」



猫神
「だめだ!人間をかばって死んでもまだ目が覚めないのか?
猫歴史の中でお前たちが初めてだ。
笑ってしまうわ。はぁはぁはぁ。
人間は、我々の仲間を毎日のように殺している。
車でひき殺し助けようともしない。
三味線だかなんだか知らないが、猫仲間の皮を剥ぎ取り、平気で演奏している。人間は猫の敵だ!」



ロナウド
「人間は、猫の敵かもしれません。でも、猫を大切に愛してくれる、やさしい人間もいるのです」



バンビ
「洋介わね。ロナウドが車に跳ねられ死にそうになった時に助けてくれたのよ」




***************
< 12 / 88 >

この作品をシェア

pagetop