【短編】 洋介と仲間たち
ロナウド
「猫神、いや神さま、俺は地獄に堕ちてもいい。洋介と仲間だけは助けてほしい!」
猫神
「だめだ!人間をかばって死んでもまだ目が覚めないのか?
猫歴史の中でお前たちが初めてだ。
笑ってしまうわ。はぁはぁはぁ。
人間は、我々の仲間を毎日のように殺している。
車でひき殺し助けようともしない。
三味線だかなんだか知らないが、猫仲間の皮を剥ぎ取り、平気で演奏している。人間は猫の敵だ!」
ロナウド
「人間は、猫の敵かもしれません。でも、猫を大切に愛してくれる、やさしい人間もいるのです」
バンビ
「洋介わね。ロナウドが車に跳ねられ死にそうになった時に助けてくれたのよ」
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