【短編】 洋介と仲間たち
洋介のお父さんは、不治の病だった。
洋介は、病院でお母さんとお医者さんとの会話を偶然立ち聞きしてしまったのである。
その日から、子供ながらに病気について勉強していました。
お父さんの病気は重く、治る見込みが余りないこと。
最近、アメリカで新薬が発表されたこと。
どうやら、その新薬はお父さんの病気に効くことがわかりました。
でも、新薬は医療保険適用外のため、洋介の家では買える余裕がありません。
それに、アメリカにしかないのです。
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