【短編】      洋介と仲間たち



7階に着いた時には、涙が溢れていたが、それを両手で拭き取り、急いで702号室に行った。



洋介
「お父さーん!」



お父さん
「洋介じゃないか!良く来たなぁ。学校は休みか?お母さんはどこだ?」



洋介
「お母さんは、来てないよ。僕一人で……いや、仲間たちと来たんだ」



お父さん
「そっかー。仲間たちと来たんだ。洋介、ありがとう。父さん早く病気治して家に帰るからなぁ。もう少しだから…」



洋介
「うん。わかっているよ」




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