【短編】 洋介と仲間たち
まもなく、ロナウド号はマンチェスター製薬会社の上空に着こうとしていた。
すでに、辺りは薄暗い。
サム
「あれだ!」
ロナウド
「やっと着いたなぁ」
目的の製薬会社は、林に囲まれていた。着陸するには好都合である。
ロナウド
「ジョニー、会社の裏にある雑木林に降りる!物音を立てるなと全員に伝えろ」
ジョニー
「はい、わかりました。サムいっしょに来い」
ジョニーとサムは、走りながら全員に伝えた。
船は、物音一つ発てずに静かに降りることができたのである。
全員が船から降りるとロナウドは元の小さな三毛猫に戻りました。
バンビ
「ロナウド!お疲れさまでした」
全員がロナウドにお礼を言ったのだった。
ロナウドは、休む間もなく洋介たちと事前に計画を立てることにした。名付けて【新薬強奪大作戦】。
ジョニーとデカ丸たちが、警備員をおびき寄せ、その隙に洋介たちが侵入、ランドセルに薬をたくさん入れて脱出する作戦だ。
いよいよ、実行する時が来た。
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