【短編】      洋介と仲間たち
□誕生編

妖精




猫神
「久しぶりだなぁ。ロナウド!ほかのみんなも」



ロナウド
「猫神か?と言うことは、死んだんだなぁ」



猫神
「猫巻物に書いてあった通りだ!人間を助けてどうだった?これで悔いはないだろう」



ロナウド
「何もできなかった。洋介のお父さんを助けたかった…」



猫神
「それは違うぞロナウド!結果は残念だったが、人間に勇気(正義)と希望(未来)を与えた。そして、人間と共存できることを証明した。合格だ!」



ロナウド
「合格?なんのことだ!」


猫神
「他のみんなも聞いてくれ!お前たちは一度死んだ命だ。この死んだ命は、生きていた時に何をしたかによって、その後が決まる。今回の延命は特例だが生きていた時と同等の扱いになる。一つは、猫地獄を永遠に徘徊し食べ物は熱いものしか食べれなくなるのじゃ。二つは、現世に再び生まれ変わる。そして三つは、現世で妖精になり猫の平和に貢献する。この三つ目は、猫神基準を超えた猫でないとなれないと言う訳だ。どうじゃ、妖精になる気はないか?」





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