【短編】      洋介と仲間たち



気がつくと、お父さんの隣のベッドに横になっていました。



柱時計は、12時5分を過ぎようとしています。





お父さんの容態が急変したのです!





お母さんは泣き崩れ……。



看護師は
「大変!…先生!先生!」と叫びながら廊下を走って行きました。




僕は、何がなんだかわからなく、お父さんは絶対死なないと信じていました。





すぐに看護師と医者は来ましたが、




先生
「もう…」と首を横に振ったのです。



洋介
「うそだー。うそだ!先生…!」





そして



お父さんの





心音は止まったのです。
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