オネエ社長に溺愛されています
優しさに包まれて
ゆっくりと目を開けた

「胡桃…」

恐怖だ…怖い…助けて…

「いや〜!」

逃げようと思ったけど…身体が鉛の様に重い
身体中が痛くて動けない

「胡桃!」

抱きしめられてる⁇

「いやいや…飛鳥〜助けて〜」

必死に抵抗した
抱かれるなんて嫌!

「胡桃。俺だよ。飛鳥だよ」





…………っえ!

飛鳥の声⁇嘘…夢よね…
まさか…

「飛鳥⁇」

なんとか声を振り絞って愛しい人の
名前を呼んだ

「そうだよ」

この人は飛鳥なんだ〜
私…助けられたの⁇

「胡桃。もう大丈夫だよ」

温かい…身体の震えが静かに治まっていく

温かい何かに包まれている

私は飛鳥の元に帰れたの⁇

意識が遠のく…








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