オネエ社長に溺愛されています
噂通りに
ドアが開いた

社長が会議から帰って来た

「おかえりなさいませ」

頭を下げた

「胡桃〜⁇まだいたの⁇もう6時よ
帰ってもよかったのに〜」

時計を見たら本当に6時だった

「あ〜そうですね」

驚いた!
集中しすぎていつの間にもうこんな時間。

「仕事終わったの⁇」

「はい」

「じゃあ片付けて帰りなさい」

「はい」

デスクを片付けた

「すみません
お先に失礼します」

頭を下げた

ドアの所まで来ると
後ろから抱きしめられた

「社長…⁇」

「このまま…
本当はこの姿で抱きしめたくないけど
今だけ充電させて…」

二人の心臓の音が聞こえそうな程
静かな瞬間だった

身体を離されて

「ありがとう。お疲れ様」

肩をポンポンとされ
ヒールの音がデスクの方へ

振り返らずドアを開けて社長室を出た

社長どうしたんだろう⁇

でも…急に抱きしめられてドキドキしている
自分がいた













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