オネエ社長に溺愛されています
社長の優しさ
そして日曜日

10時に駅で待ち合わせ

本当なら先輩とデートできたのに…
先輩を騙すなんて辛いよ〜

「胡桃〜」

先輩だあ
顔が見れない…

「先輩…」

「ごめん
待たせた〜⁇」

「い…いえ」

よそよそしくないかな⁇

「胡桃から誘ってもらって驚いたよ
本当は俺から誘わないといけないのにな
中々忙しくて…ごめん」

「い…いいえ
大丈夫です。」

ヤバいよ〜泣きそうだよ

そんな話をしていると

「あれ〜胡桃〜⁇」

わざとらしく花音がやって来た

どうしよう
やっぱり騙すなんてイヤだ

「細谷さんこんにちわ
二人はデートなんですか⁇」

花音はわざとらしく先輩に聞いている

先輩が何か言おうとした時

「胡桃〜♡」

「ふぇ!」

この声は⁇

「社長!」

3人の声が被った

いつもの仕事モードの社長

「3人でどこかに行くの⁇」

私に聞いてきた
困っていると先輩が答えた

「はい」

先輩…"はい"って言った⁇
社長は3人で⁇って聞いたよね⁇
急に社長が来たから驚いて返事したのかな⁇

「そうだったのね〜ごめんね〜」

そう言うと花音の方を向き

「受付の三隅さんだったわね」

「はい…」

花音も突然の社長登場に驚いている

「本当ごめんなさいね〜
胡桃は今から緊急で仕事になって
電話しても繋がらないし
どうしようかと思ったの。
そしたらここにいたからよかった〜
行きましょう胡桃♡
じゃあ今日は二人で楽しんでね
本当にごめんね〜」

社長は私の手を握り車に向かった

急に社長登場は驚いたけど
あの場から離れるきっかけが出来て良かった
本音は辛いけど…








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