オネエ社長に溺愛されています

「じゃあ社食に行きましょう」

はあ⁇社長と⁇

「は…はい」

二人で社食に行った

社食では先輩と花音がみんなに質問攻め
されていた

「花音ちゃん
今赤ちゃん何ヶ月⁇」

「今ですか⁇2か月です」

「つわりとかあるんじゃない⁇」

「そうなんです〜
でも…彼が料理してくれてるので
助かってます
すごく優しいので…」

一緒に住んでるんだ〜
花音幸せそうだ〜

「羨ましい
美男美女カップルの赤ちゃんって
絶対いいよね〜
花音ちゃん寿退社なんでしょ」

私にはもう何も聞こえなかった

2カ月って事は⁇
私と付き合ってた頃よね
どうして⁇

「胡桃⁇」

心配そうな顔で社長が私を見た

「すみません
なんでもないです」

「ここ座ってて」

私を座らせると社長は先輩と花音の所へ行った

「細谷くん三隅さん
少しいいかしら⁇」

「社長。」

「二人は今…とっても幸せよね〜
それは祝福するわ」

「ありがとうございます」

花音は社長からの言葉に嬉しそうだ
周囲も拍手する人
"おめでとう"っていう人がいる

「だけどね…」

周囲が静かになった
水をピーンと張った感じの緊張が漂う

「その幸せの裏で泣いてる人もいると思うの
辛くて…苦しんでる人が。
その事を忘れないで。
後悔しないでね。お二人とも。
お幸せに」

社長…それは…

社長は私の所に来て

「行こう。胡桃〜
ここで食べる気失せたわ」

「は…はい」

立ち上がった