オネエ社長に溺愛されています
身体を離し

「お前には悪いと思ったが…細谷の事
調べたんだ。仕事も出来るし
本当にいい奴だと思ったし…お前も
なんか幸せそうだったから
お前を諦めようと思った
お前を困らせたくなくて
だからお前とは仕事だけの付き合いを
しようと決めた
嫉妬はしたけどお前の幸せを願った」

社長がそんな事を考えてたなんて
本当に私の事を…⁇

「だけどその1か月後。偶然あいつと三隅を
見かけたんだ
それもホテルに入っていく所をな。
付き合ってすぐに浮気かって腹が立った
でも…何かの間違いだと思ったから
すぐに調べさせたらやはり浮気していた
お前が2か月幸せそうな顔をしているのを
見てると辛かった
あいつはずっとお前を騙して三隅と付き合って
いたんだ
そしたらさあ
お前俺に相談してきたよな」

花音の事…そう言えば
その時にはもう…二人は
また涙が出てくる

「あの時はもうあいつらは付き合ってるのに
胡桃に何がしたいのかわからなかった
でも考えたらあいつと胡桃を別れさす為じゃ
ないかと思って
だって細谷も胡桃と別れたければ
言えばいいのに…
言わずにずるずると付き合ってたんだ
たぶん三隅が痺れを切らしたんだな
だからあんな小細工をしたんだ
結局細谷はお前を裏切ったんだからな。
あの時お前に言った事
"取られたら俺の所に来い"って言ったのは
嘘じゃないからな
でも今の弱ってるお前に手を出すのは
不本意だ
お前が俺に惚れるまで手は出さない」

「社長…」

「ごめん喋りすぎた…冷めたな
温めようか⁇」

「大丈夫です
いただきます」

お粥は美味しかった
社長の優しさの様に優しい味だった










< 95 / 146 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop