人間を好きになった、魔王の娘
「飯食ったら、帰るぞ」
帰るぞ。ってどうせ隣なんだし、ゆっくりしたっていいじゃない
「こいつらいたら、俺がゆっくりできねぇだろうが」
「それどーゆー意味よ?悠翔」
「そのままの意味だろーが」
??
「奈未おねーちゃん」
気づいたら悠翔の弟の夏希君が来ていて
「僕、おねーちゃんと一緒に寝たいなぁ」
!?
「ふふっそしたら、皆でい一緒に寝ましょうか」
!?
「ふざけんなっ」
食べ途中のあたしを悠翔の膝の上に座らせる形で
席にまで来た悠翔
「悠翔・・・?」
「婚約者だってんなら弟だろうが何だろうが
ふらふらしてんじゃねぇ」
フラフラってしてないじゃないっ
「悠翔のヤキモチ~?」
はい?
ヤキモチ・・・?
「んなわけあるか」