人間を好きになった、魔王の娘
翌日。丸1日寝ていたあたし。
産まれた双子の子供たちは女の子
悠翔と相談して決めた名前は
「長女・陽菜(はるな)。次女・海都(みと)」
悠翔とあたしから名前を取って言った
「そう。いい名前ね。奈未」
「ありがとう。お母様」
悠翔は、あの子たちを甘やかしそう。
これ以上ない幸せをくれた悠翔と、娘たち。
「では、娘後たちにも魔力を分け与えますか?」
「ううん。魔力は分け与えない」
「奈未様?」
「奈未?」
「この子たちには、魔力を分け与える必要はない者。
この人間界で、こっちの世界で暮らすのに、魔力は不必要だわ。
いつか、この子たちに話して、その力を欲した時
分け与えるわ」
「畏まりました。では、お二人分。取っておきましょう」
「ありがとう」
丁度来たお父様と一緒に帰っていったお母様と魔導士たち
あたしたちは、ここから、幸せになるの