あなたが好きだ!~一目惚れした少年と料理大好き美女~
スマホを渡しても動こうとしない少年、どうしたのだろう、なにか他にも落としたものがあるのかな?

「あの、なにか忘れ物したのですか?よかったら一緒に探しますよ」

そういっても少年はなにも反応せず、私を見ている。

「あの、名前を聞いてもいいですか?」

えっ?なっ名前?

「えっと、佐竹 ことはです。栄養士として働いてます。」

どうして、突然名前を聞いたのだろう、
心なしか頬が赤くなっているような…

「俺の名前は後藤佑といいます。あの、もしよろしければまたここに来てもいいですか?」

佑君っていうのか、それにしてもかっこいい子だな…

「うん!もちろん!」

私は佑君にそう言った、そのあと、佑君は慌てたように帰っていった。
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