俺様めちゃモテイケメンが一人にはまったら。

祐世side27

ダメだとわかっていても止める事ができなかった。


「ゆっせ、い。もうダメ。あっ、ムリっ。」

「ごめん、美月。もう少し、お願い。今日は美月を離したくない。」


自分の中の本能が美月を求め続け、何度、美月の中に欲を放っても雄の部分は力を無くすことはなかった。

もうとっくに日付も変わった。
家の中には俺の荒い息づかいと美月の甘い鳴き声、二人の愛液がくちゅくちゅと混ざり合う水音だけが響き続けている。


「やっ!やっ!あっーっ。」


再び美月の中に精を吐き出すと今までの中で一番に体を反らせ声を上げた美月は意識を飛ばした。
ずるりとまだ力の残ったままの雄を引き抜き彼女の横に寝転んだ。

眠った美月を抱き寄せ眠りについた。

目が覚めれば外は明るくなっていた。
風呂を沸かしまだ眠ったままの美月を抱きかかえ一緒に入る。


「ん。・・・お風呂。」


温かなお風呂に浸かっていると腕の中の美月が目を覚ました。


「うん。ごめん、ムリさせて。自分でもどうしようも、止められなかった。ごめん。」


恥ずかしがって最初は抵抗していたが、昨晩ムリをさせたから足に力が入らない美月の全身を洗い、体を拭き、服を着せソファーに座らせた。


「お腹も空いたよね。簡単に何か作るから座って待ってて。」


家で食べてた学生時代は、美月がこまめに作り置きをしてくれていたから自分で作らなくても困らなかった。
だから今まで自炊なんてほとんどした事がない。

キッチンに入り冷蔵庫を開け卵とウインナーを取り出しフライパンを火にかけた。そして食パンをトースターに入れ、もう一度冷蔵庫を開ける。
野菜室にミニトマトとレタス?を見つけた。

いつも美月が泊まった朝に出してくれる朝食プレートが何とか出来上がった。
コーヒーと共に彼女の前に並べると『すごい!祐世!』と喜んでくれた。

朝食も終えた後はのんびりと昼までリビングで寛いだ。
着替えも片付けもあるからと一度家に美月が帰っている間に俺も家の用事を済ませるか。




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