俺様めちゃモテイケメンが一人にはまったら。

祐世side4

大翔の彼女、朝倉七菜は今日、予備校があるらしい。
授業が終わり次第美月に連絡を取ると言っているので俺は静かに待つしかない。

もし彼女がこの案に乗ってくれなければ取り巻きの事は気になるが教室に会いに行くしかない。彼女をホイホイと危険のある中に放り出したくない、お願いだからこの提案を受けてくれ。



十一時前になってやっと大翔から連絡がきた。


「美月ちゃん、会ってもいいって。来週の土曜の2時に俺んちで会えることになった。」

「はっ?お前んち?」

「会ってるの誰かに見られたらヤバいだろ。美月ちゃんを危険な目にあわせたくないだろ?」


そう言われると何も言えない。俺の今までの行動のつけが回ってきたか。


「わかった。来週の土曜日に直接お前んちに行けばいいか?」

「もう一度言うが、学校で美月ちゃんに近づくなよ。約束を守らない時は、わかってるな?」

「わかってるよ。」




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