俺様めちゃモテイケメンが一人にはまったら。

祐世side32

美月からご両親へ挨拶に行く了解がとれた連絡を受け俺も早速実家へ電話を入れた。


「俺、祐世。遅くにごめん。」

「あら、久しぶりね。」

「あのさ、正月そっちに帰った時に美月に会ってほしいんだ。」

「結婚でもするの?」

「うん、まあ、プロポーズはした。元から美月としか結婚考えてなかったんだけど、ちょっと叔父さんの動きで厄介なことになりつつあってさ。」

「やっぱり・・・。」


やっぱり?

何それ、どう言う意味だ?


「祐世、あなた今週末一度戻ってらっしゃい。あなたに聞きたい事山ほどあるのよ。お正月に美月ちゃんに会うのはいいけど、その前にちゃんとあなたに確認しておかないとダメだから。」

「えー、今週末ってクリスマスだってわかってて言ってる?」

「わかってるわよ。でも祐世の将来に関わってくることでしょ?それは美月ちゃんの将来も左右する事でしょうが。」


はー、美月の将来・・・。そうだよな。


「わかったよ。土曜日帰る。」


母親の言い方からしてアルクとの話を知っているのか?
あの感じだと美月との事を反対してアルクとの縁を繋げようとしているように思えないが、週末実家に帰るとなるとイブは一緒にいれないか・・・。

母親との電話を切り折り返し美月に連絡を入れた。



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