俺様めちゃモテイケメンが一人にはまったら。
朝から部屋の大掃除を開始した。
祐世も今日は自分なりに頑張って部屋の大掃除をするらしい。
三十日に手伝うよと提案したが、籍を入れた後早めに同居する家を探して引っ越しするのでいいと言われてしまった。
夕方六時、美那との待ち合わせの店までやってきた。
美那は先に店に入って待っているらしい。
「はい、今年も一年お疲れ様!かんぱーい!!」
運ばれてきたお酒で乾杯すると直ぐに『でっ、でっ、話って?』と前のめりになりながら聞いてきた。
ホントどれだけ気になってたのやら。
「もう、昨日の晩は気なって寝れなかったんだから。」
「そんな大げさな。たかが私の話くらいで。」
「たかがじゃないよ。美月は自分の話はほとんどしてくれないんだから!」
確かにね。
祐世との事は同じ職場という事もあって美那には言えなかったからなー。
「うん、その辺は先に謝っとこうかな。本当は相談とかもしたかったんだけど、ちょっと今まで言えない事情があったから。」
「言えない事情?」
「えーっと、結論から言うと・・・、私、結婚します!」
・・・と美那からの反応がない。
そして数十秒の沈黙の後、『えーっ!』店内に響き渡る大きな声で驚いていた。
「付き合っている人はいるんだろうなー、とは思っていたけど。二十三歳で結婚て、早くない?仕事は?もしかしてデキちゃった?」
次から次へと質問事項が思い浮かぶらしく美那の質問攻めが止まらない。
「美那、順に話すから落ち着こうか。」
美那が落ち着いたところで付き合っていたのは祐世だと最初に告げた。
しかも五年前から付き合っていたと。
祐世が有知の後継者だと知らずに私は入社試験を受けた事。
パーティーで祐世に一目ぼれをした娘の為に仁見さんのお父さんであるアルクの社長が有知に入社を頼み込み、仁見さんが営一担当の秘書になった事。
そして結婚まで画策していたらしい事を告げた。
「なるほどねー。あの仁見さんの態度、それで納得がいったわ。」
何が納得なのか私には分からなかったが、その後も付き合い始めたきっかけから結婚に至るまでの経緯を根掘り葉掘りと一時間ほど質問攻めにあった。
そして、私を迎えに祐世がやって来ると『ホントに神崎さんだ。』と目をキラキラとさせ私と祐世を見ていた。
「高橋さん、年が明ければ美月の周りが騒がしくなると思う。美月が困っている時は助けになってやって。」
店を出たところで改めて祐世が美那へお願いをしてくれた。
「とんでもない。私の方こそ、これからもよろしくね。美月。」
美那と別れ一度家に荷物を取りに戻り、祐世の家へ向かった。
祐世も今日は自分なりに頑張って部屋の大掃除をするらしい。
三十日に手伝うよと提案したが、籍を入れた後早めに同居する家を探して引っ越しするのでいいと言われてしまった。
夕方六時、美那との待ち合わせの店までやってきた。
美那は先に店に入って待っているらしい。
「はい、今年も一年お疲れ様!かんぱーい!!」
運ばれてきたお酒で乾杯すると直ぐに『でっ、でっ、話って?』と前のめりになりながら聞いてきた。
ホントどれだけ気になってたのやら。
「もう、昨日の晩は気なって寝れなかったんだから。」
「そんな大げさな。たかが私の話くらいで。」
「たかがじゃないよ。美月は自分の話はほとんどしてくれないんだから!」
確かにね。
祐世との事は同じ職場という事もあって美那には言えなかったからなー。
「うん、その辺は先に謝っとこうかな。本当は相談とかもしたかったんだけど、ちょっと今まで言えない事情があったから。」
「言えない事情?」
「えーっと、結論から言うと・・・、私、結婚します!」
・・・と美那からの反応がない。
そして数十秒の沈黙の後、『えーっ!』店内に響き渡る大きな声で驚いていた。
「付き合っている人はいるんだろうなー、とは思っていたけど。二十三歳で結婚て、早くない?仕事は?もしかしてデキちゃった?」
次から次へと質問事項が思い浮かぶらしく美那の質問攻めが止まらない。
「美那、順に話すから落ち着こうか。」
美那が落ち着いたところで付き合っていたのは祐世だと最初に告げた。
しかも五年前から付き合っていたと。
祐世が有知の後継者だと知らずに私は入社試験を受けた事。
パーティーで祐世に一目ぼれをした娘の為に仁見さんのお父さんであるアルクの社長が有知に入社を頼み込み、仁見さんが営一担当の秘書になった事。
そして結婚まで画策していたらしい事を告げた。
「なるほどねー。あの仁見さんの態度、それで納得がいったわ。」
何が納得なのか私には分からなかったが、その後も付き合い始めたきっかけから結婚に至るまでの経緯を根掘り葉掘りと一時間ほど質問攻めにあった。
そして、私を迎えに祐世がやって来ると『ホントに神崎さんだ。』と目をキラキラとさせ私と祐世を見ていた。
「高橋さん、年が明ければ美月の周りが騒がしくなると思う。美月が困っている時は助けになってやって。」
店を出たところで改めて祐世が美那へお願いをしてくれた。
「とんでもない。私の方こそ、これからもよろしくね。美月。」
美那と別れ一度家に荷物を取りに戻り、祐世の家へ向かった。