俺様めちゃモテイケメンが一人にはまったら。

二日、両家の顔合わせ。

向かった先は料亭ではないがお値段は・・・といった感じの日本料理店だった。

両家の両親に兄弟、会わせて十人。
祐世の両親を始めお兄さんもお姉さんも美男美女。
祐世があの見た目になったのも頷ける。

確かにうちの社長も系統は少し違うが男前だもんな。

父親たちは『うちの事情で結婚を早める形になって申し訳ない』とか『うちの娘で祐世君の役に立てるのか心配です』とか謙遜しあっているが、母たちは『二人の新居が決まったら一緒にお邪魔しましょうね』とか『落ち着いたら一緒に温泉行きません?』とこうなった状況を楽しんでいた。


「親父、ちゃんと俺たちのことを紹介してよ。」


お兄さんの一言でやっと落ち着いて席に着き、両家顔合わせの会が始まった。




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