俺様めちゃモテイケメンが一人にはまったら。

祐世side5

二時になり美月と朝倉がやって来た。

美月の顔を見た瞬間、思わず抱きしめたくて勢いよく彼女の所まで行くと大翔には肩を掴んで止められ、朝倉は美月の前に立ちはだかり完全にガードされた。


「お前なー、会えて嬉しいのはわかるけど美月ちゃん怖がって動けなくなってるだろ。」


大翔にそう言われ美月を見ると朝倉の後ろで固まっている。

ヤバい、俺嬉しすぎて・・・。


「えっ、あっ、ごめん。・・・、美月・・・、今日は来てくれてありがと。」


謝ったが硬直状態からまだ抜けきらない美月の手を朝倉が取りテーブルに着いた。

俺がエスコートしたかった・・・。

席に全員が着いたところで学校で美月に迷惑をかけたことを詫びたそして自分の正直に感じた気持ちを伝え告白をした。

でも美月から帰ってきた返事は予想していたが断りの言葉だった。


「あの、神崎君の気持ちはわかった。・・・けど、やっぱり神崎君と付き合うと前みたいに絶対になると思う。」

「俺が絶対にさせないから!」


必死にくいさがる俺を朝倉と大翔が説得してくる。

わかってるよ、俺だって美月に嫌な思いなんてさせたくない。
でもここで『わかった』って返事をしたら本当に繋がりがなくなってしまう。それだけは絶対にしたくない。



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