俺様めちゃモテイケメンが一人にはまったら。
祐世side8
一月に入りさすがに勉強会を開けなくなったが美月とは毎日連絡を取っている。
最初の頃、凄く警戒されていたのが嘘のようだ。
まあ俺自身も今までの俺を考えるとありえない事だけど。
休憩時間になるたびに美月から貰ったチャームを手に取り彼女を思い浮かべる。
明日は共通テスト、俺は一人で会場に向かうつもりだったが美月から『一緒に行こう』と言ってくれた。それでも心配だったから『見られるぞ』って言ったのに『大丈夫、受験当日にそんな余裕みんな無いでしょ。』と。
正直、嬉しくて叫び出したいくらいだった。
もし、その事で美月に何かあれば絶対に俺が次は守る。
試験から数日後、俺が懸念していた通りの事が起こった。
たまたま俺は職員室に用事があり、帰りが少し遅くなった。
下駄箱の端で俺によく付きまとっていた見たことのある女子二人が何か手に持って話をしていた。見つかって声をかけられたら面倒くさいと思いそっと横を通り過ぎようとした時、その一人が手に持っているものに目が留まった。
「お前、それどうしたの?」
思わず声をかけた。
「えっ?あっ、これ?か、か、買ったの。可愛いでしょ?確か祐世くんも持ってたよね。」
「へー、どこで?」
「え、え、家の近くの店。」
「いつ?」
「この前の土曜日。」
急に俺に声をかけられ動揺を隠せないでいる。
このチャームは店主の手作りで限定品。美月が買った残り四個で終わりだった。
だから彼女が土曜日に買えるわけがない。
最初の頃、凄く警戒されていたのが嘘のようだ。
まあ俺自身も今までの俺を考えるとありえない事だけど。
休憩時間になるたびに美月から貰ったチャームを手に取り彼女を思い浮かべる。
明日は共通テスト、俺は一人で会場に向かうつもりだったが美月から『一緒に行こう』と言ってくれた。それでも心配だったから『見られるぞ』って言ったのに『大丈夫、受験当日にそんな余裕みんな無いでしょ。』と。
正直、嬉しくて叫び出したいくらいだった。
もし、その事で美月に何かあれば絶対に俺が次は守る。
試験から数日後、俺が懸念していた通りの事が起こった。
たまたま俺は職員室に用事があり、帰りが少し遅くなった。
下駄箱の端で俺によく付きまとっていた見たことのある女子二人が何か手に持って話をしていた。見つかって声をかけられたら面倒くさいと思いそっと横を通り過ぎようとした時、その一人が手に持っているものに目が留まった。
「お前、それどうしたの?」
思わず声をかけた。
「えっ?あっ、これ?か、か、買ったの。可愛いでしょ?確か祐世くんも持ってたよね。」
「へー、どこで?」
「え、え、家の近くの店。」
「いつ?」
「この前の土曜日。」
急に俺に声をかけられ動揺を隠せないでいる。
このチャームは店主の手作りで限定品。美月が買った残り四個で終わりだった。
だから彼女が土曜日に買えるわけがない。