俺様めちゃモテイケメンが一人にはまったら。

「やっと捕まえた。昨日もあれから会えなかったし。俺、美月に話あんだけど。」


真っ赤になったまま俯き俺の腕の中でじっとしている。


「美月、高校に通ってる間は前みたいに美月に迷惑かけると思って我慢してた。・・・・、美月、好きだよ。俺と付き合って?彼女になってくれる?」


一瞬顔を上げた美月だがまた直ぐに俯いてしまう。


「美月?返事してくれないの?俺じゃダメ?」


もう一度答えを催促すると首を横に振った。

『ダメ?』に対して首を振るって事はOKだよな。

耳まで真っ赤になった彼女の顔を上げさせ唇に軽くキスをした。


「好きだよ、美月。」


そう言いながらもう一度。

周りから女子の叫び声や男子の冷やかしが聞こえていたが、そんなの関係ねえ。
柔らかく甘い美月の唇を味わっていると美月が俺の胸をドンドンと叩く。しょうがなく一度離すと『人がいっぱい・・・。』目をウルウルと潤ませ俺に抗議をしてくる彼女。

なんなの?この可愛い生き物は。

こんなの我慢できるわけねえじゃん。

校舎裏まで連れて行き『美月、もう一回。』と彼女を抱き寄せ再び唇を重ねた。


「んっ・・。」


彼女から色っぽい吐息が聞こえた。
閉じられた彼女の口を舌でノックするとわずかに開かれた。
そのわずかな隙間から舌を挿入し美月の口内を味わい尽くす。
周りには俺が美月を食らう淫らな水音が響いていた。



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