俺様めちゃモテイケメンが一人にはまったら。
家に着いても彼女の行動はカチコチのまま。


「そんなに緊張しなくても。とりあえずソファーに座って。」


指輪を取りに行こうと声をかけたが『うん。・・・、あっ、なんか飲む?』と落ち着きがない。そんな美月も可愛くてしょうがないんだけど、『いいから』とソファーに座らせた。


「改めて、お誕生日おめでとう。」


そう言って左手の薬指に指輪をはめた。『いつも付けていてくれる?』俺の質問に目に涙をいっぱいに溜めて頷いてくれた美月。


「実はこれペアリングなんだ。」


ポケットから俺用の指輪を取り出し、美月に付けてもらった。


「美月、ずっと一緒にいような。」


抱きしめ気持ちを伝えると、腕の中で『うん』と頷く。本日二度目の余りの可愛さに押し倒しそうになるが、またグッとこらえて『風呂入れてくる』と心を落ち着かせるためにその場を離れた。



順番にお風呂に入り、今、目の前に俺のTシャツと短パンを着た美月が・・・、可愛すぎる。

もう我慢が出来なかった。
お姫様抱っこをしベッドへ連れて行く。

優しく降ろすと彼女に覆いかぶさり貪るように唇を塞いだ。『んっ、・・・んんっ。』途中少し息苦しそうに漏らす息も官能的でたまらない。
俺の口づけも口から首、胸そしてもっと下へとおりていく。『あっ、やっ。』美月から今まで聞いたことのない甘い吐息が途切れることなく聞こえてくる。


「美月、愛してる。」


とうとう俺たちは一つになった。
初めは少し痛みで歪んだ顔も途中から甘くトロトロになっていった。
美月は初めてだったから優しくセーブするつもりだったのに、なかなか離せず美月の意識が薄らぐまで抱き続けた。

やってしまった。箍が外れ途中から制御できなかった・・・。

眠る美月の額に優しいキスをする。

『美月、愛してる。』




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