俺様めちゃモテイケメンが一人にはまったら。
祐世side21
四年になる前に美月は有知商事から内定を貰った。
彼女から報告を受けた俺は就職についてますます言いにくくなってしまった。
「よう!祐世、久しぶりだな。」
ゴールデンウィーク明け、大学で大翔に久しぶりに会った。
「俺たちの内定も決まったから四人でお祝いしようって七菜が言ってたけど美月ちゃんから聞いてるか?」
「いや、何も聞いて無い。」
美月はある時から就活の話を報告はするが俺に何も聞かなくなった。
「なあ、お前今、就職先にバイト変わったのも言ってないんだって?なんで美月ちゃんに教えてやんねえの?」
「・・・、隠してるつもりはないんだけどな・・・。」
俺の歯切れの悪さに何か感じたのか大翔はそれ以上、何も聞くことも言う事もなく『タイミング間違えると後悔するから、それだけはよく考えて動けよ』と言い離れて行った。
相変わらず美月は週に二度ほど食事を用意しに来てくれている。
仕事から帰って美月の作り置きご飯をレンジで温め遅い夕食を取る。
そして寝る前に美月にメッセージを送る。
(さっき帰って来て夕飯食べた。久々の炊き込み美味かった。いつもありがとう。土曜日はバイトが入ったんだ、ごめんな。)
暫く返事を待ったが既読すら付かない。
ようやく既読が付いたのは日付が変わった頃だった。
彼女から報告を受けた俺は就職についてますます言いにくくなってしまった。
「よう!祐世、久しぶりだな。」
ゴールデンウィーク明け、大学で大翔に久しぶりに会った。
「俺たちの内定も決まったから四人でお祝いしようって七菜が言ってたけど美月ちゃんから聞いてるか?」
「いや、何も聞いて無い。」
美月はある時から就活の話を報告はするが俺に何も聞かなくなった。
「なあ、お前今、就職先にバイト変わったのも言ってないんだって?なんで美月ちゃんに教えてやんねえの?」
「・・・、隠してるつもりはないんだけどな・・・。」
俺の歯切れの悪さに何か感じたのか大翔はそれ以上、何も聞くことも言う事もなく『タイミング間違えると後悔するから、それだけはよく考えて動けよ』と言い離れて行った。
相変わらず美月は週に二度ほど食事を用意しに来てくれている。
仕事から帰って美月の作り置きご飯をレンジで温め遅い夕食を取る。
そして寝る前に美月にメッセージを送る。
(さっき帰って来て夕飯食べた。久々の炊き込み美味かった。いつもありがとう。土曜日はバイトが入ったんだ、ごめんな。)
暫く返事を待ったが既読すら付かない。
ようやく既読が付いたのは日付が変わった頃だった。