俺様めちゃモテイケメンが一人にはまったら。
卒業後。。。社会人編
美月side22
「はあ・・・、心配だわ。」
横でため息を付きながら荷物をまとめている七菜。
四月から社会人になる私達、七菜は勤務先が横浜になるため引っ越しをする事になった。
彼氏の谷川君とは住む場所が少し離れるが一時間もあれば行き来できるのでいいらしい。
それよりも仕事で疲れた状態で約一時間の通勤の方が嫌なんだとか。
そう言って引っ越しを決めたのは自分なのに、さっきからため息ばかりついている。
「そんなに心配ならお前の引っ越し辞めるか?」
「うっ、それは・・・。毎日朝晩一時間の通勤する自信無い・・・から。って言うか!それもこれも神崎がもっとちゃんとしてくれてたらこんなに心配してない!」
そう、祐世からの連絡はこまめにあるものの会えない日々が続いている。
一昨日、一足先に私も引っ越したのだがその時も結局用事で来れなかった。
夕飯も外で食べる事が多くなったから週一回、いや二週に一回作りに行くくらい。
それも祐世に会うことなく帰る。
「まあ、そのうちアイツも落ち着くだろうし、美月ちゃんが一人で住むようになったら心配でちゃんとするって。俺はお前の方が心配だよ。美月ちゃん無しでちゃんと生活できんの?」
「うっ・・・、出来るわよ!・・・たぶん・・・。」
うんうん、私も七菜の一人暮らし心配だ・・・。