幽閉の鬼火〜榊第一高校生徒会の怪奇譚〜
Epilogue
数日後、生徒会室に岩橋さんから連絡があった。
『青嵐』は予定通り、日菜子先輩がヒロインを務め、秋の公演を行うそうだ。
それが引退公演になるんだって。
それともうひとつ。
ひかりさんが部活に顔を出すようになったと。
部員同士の誤解も解け、今は衣装班で以前より豪華なワンピース作りに精を出しているらしい。
それを聞いたあたしたちは、今度こそ安心してはにかみあった。
これ以上問題があったら、あたしたちは本当に無能な生徒会になるところだったからね。
そして今日も変わらず、あたしたちは生徒会室に集まっている。
「いやー、夏休みもあと3日かぁ。とんでもない夏休みでしたね」
残ったままになっていたホワイトボードの文字を消しながら、あたしは苦笑いをする。
『青嵐』は予定通り、日菜子先輩がヒロインを務め、秋の公演を行うそうだ。
それが引退公演になるんだって。
それともうひとつ。
ひかりさんが部活に顔を出すようになったと。
部員同士の誤解も解け、今は衣装班で以前より豪華なワンピース作りに精を出しているらしい。
それを聞いたあたしたちは、今度こそ安心してはにかみあった。
これ以上問題があったら、あたしたちは本当に無能な生徒会になるところだったからね。
そして今日も変わらず、あたしたちは生徒会室に集まっている。
「いやー、夏休みもあと3日かぁ。とんでもない夏休みでしたね」
残ったままになっていたホワイトボードの文字を消しながら、あたしは苦笑いをする。