幽閉の鬼火〜榊第一高校生徒会の怪奇譚〜
そうこうしているうちにあたしたちはプレハブ棟の1番奥まで辿り着いた。
ドアには『演劇部』と書かれている。
中は天井近くに通気口が2つだけあって、無造作に立てかけてある大道具にほんのり薄暗い影を落としている。
ラックにはダンボールが詰め込まれていて、小道具が納められているようだった。
元々はここに個人的な荷物とかも置いていたらしいけど、ここ最近は置かないようにしているのだそう。
一見普通の部室と変わらないように見えるけど……。
「中に入っても?」
「もちろん」
美保さんが尋ねて、美保さん、白川先輩、あたし、藤原の順で中に入る。
大きな荷物が多いから狭いかと思ったけど、案外4人全員が入っても窮屈に感じなかった。
ドアには『演劇部』と書かれている。
中は天井近くに通気口が2つだけあって、無造作に立てかけてある大道具にほんのり薄暗い影を落としている。
ラックにはダンボールが詰め込まれていて、小道具が納められているようだった。
元々はここに個人的な荷物とかも置いていたらしいけど、ここ最近は置かないようにしているのだそう。
一見普通の部室と変わらないように見えるけど……。
「中に入っても?」
「もちろん」
美保さんが尋ねて、美保さん、白川先輩、あたし、藤原の順で中に入る。
大きな荷物が多いから狭いかと思ったけど、案外4人全員が入っても窮屈に感じなかった。