僕の彼女はかっこいい
私が怒っているのを見てしょうちゃんは相変わらず微笑んでいる。
「うん、知ってる。でももっと頼って。いっぱいいっぱいになる前に僕が気づいてあげるけど、なんでも一人でやろうとしないで」
まただ。
またしょうちゃんがかっこいい。
「みなみから甘えてくれたほうが嬉しい」
いつもすぐ照れるし、大事なことなかなか言ってくれないし、触れてくることもしないのに、私の欲しかった言葉をくれる。
塞がってた道を戻してくれる。
「ちなみに、みなみよりも裁縫は得意だとおもう。応援団の衣装、みなみよりうまく作れるよ」