僕の彼女はかっこいい






「……肩?組んだ?いつ?」


思い当たる節がなくて混乱する。


打ち上げではほとんど男としか話してない。



「四人五脚のとき!全員男の子だと思ったら、女の子と半々だった」


それを言われてやっと確かに肩組んだなと思い出す。



性別等関係ない四人五脚はうちのクラスでは女の子の希望が多く、僕と祐介は女の子二人と組むことになった。


もちろんただの種目だし、僕もそこまで気にしなかった。


彼女もそこまで気にしてないと思うけれど、どっちかというと少しの嫉妬が口に出したら止まらなくなったようだ。




「しょうがないでしょ、競技だし」







< 154 / 201 >

この作品をシェア

pagetop