僕の彼女はかっこいい
バイトしようかな。
そうすれば色んな所に行けるし、誕生日とかだって良いプレゼント買ってあげれるし、今のうちに貯めておけば色々出来そうだ。
自分の思考が以前よりもポジティブなほうに向いているのが分かる。
視野が広くなる。
彼女が側にいてくれて、好きだと言ってくれるのは大きい。
自信になる。
「しょうちゃん手繋ごう」
「それは恥ずかしいからやだ」
それでも相変わらず人前でくっつくのは苦手だ。
手なんて繋がなくても平日だから混んでないし、近くにいるんだから良いじゃないかと思う。
「断られるって分かってた」
いつも断っているからか、彼女はそう言って笑う。