僕の彼女はかっこいい
そうは言っても仲悪くなったわけではなく、変わらず祐介たちと話すときもあるし、部室でも普通に話していた。
試験の結果に関しては何も知らなかったな。
順位表は貼られたけれど、自分と彼女の所しか見ていなかった。
「翔平もう帰るの?一緒に帰ろう」
そんなことを考えていると、側に山木が来ていた。
断る理由もなく頷いて部室を出る。
そういえば、二人きりになるのは久しぶりかもしれない。
「翔平って夏休み補習くる?」
「うん、でも部室空くならプリントだけもらって部室で勉強するかも」