僕の彼女はかっこいい





それから数日過ぎた。



僕と彼女が幼なじみということも周囲に知られてきて、僕は少し有名になった。


彼女に話しかけられない男達は、僕のところに彼女のことを聞きに来たりして、色んな人が興味を持っていたのが分かった。



入学式の次の日の試験でも彼女は上から三番目に入ったらしく、それがさらに噂になってから頭の良い人たちも気にしている様子だった。



僕と彼女は変わらず登下校を一緒にして、たまに夜ご飯を一緒に食べて、休みの日も少しの時間でも彼女は僕の家に顔を出した。




あの日感じた元気のなさは相変わらず感じていたけれど、彼女が何も言わないから、何も聞かなかった。







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