僕の彼女はかっこいい





駅の近くに来ると酔っぱらいが何人かいた。

やっぱり迎えに来てよかったと思う。



改札に人がたくさんいたから、丁度ついた頃だろうかと思っていたら、彼女がその集団の中いるのが見えた。


僕と目があって小走りで近づいてくる。




「しょうちゃん、ごめんね」


「遅すぎ。こんな時間までみんないたの?」


うちの学校の生徒がこの時間まで遊ぶとは 中々思えない。




「ほとんどは途中で塾行ったり、帰ったりしたんだけどね。同じグループにいる子たちが残ってたから」



そう言われて最近彼女の周りにいる子達を思い出す。


きっと男もいて、お互い異性ありきの盛り上がりなんだろうな。







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