僕の彼女はかっこいい

いつから一緒にいたか分からないくらい、僕の思い出にはほとんど彼女がいる。


同じマンション、同じ幼稚園、同じ小学校を過ごしてきた僕たちは仲良くならない理由がなかった。



僕の中学受験で初めて離れたときも、彼女はしょっちゅう僕の家に来ていた。


さすがに良い年頃になってから、僕が彼女の部屋に行くことはなかったが、家族ぐるみの付き合いもあり、彼女の家にもよく行っていた。





中学のときに彼女の両親が離婚して、父子家庭になってからは、その行き来が増えたように感じる。