僕の彼女はかっこいい

side 翔平







クラス会があるという彼女の予定を聞いてそのまま一人で帰ろうとしたところ、祐介に声を掛けられて一緒に昼ごはんを食べに来た。



目の前でハンバーガーを食べながら、祐介が話す。


「今回の試験、なんか頑張ってなかった?」



「うん。今まで自分を卑下するだけで、何もやってなかったなと思って」



彼女に追いつくために努力する。

そう思ってから、とりあえず勉強を頑張った。


毎月ある試験は点数と一緒に、自分の順位が分かるかは好都合だった。





「なんで急に?」


「みなみに追いつきたくて」





< 78 / 201 >

この作品をシェア

pagetop