激おこ転生幼女のモフモフ無双!
「え? ああ、アレね。わかった! ……ねぇねぇスカーレット、フレンドラさん、ちょっといい? モッツァー皇帝の炎、消して!? 焼き切っちゃうつもりだったけど、戦後の処理に形ばっかりは生かしといた方がいいんだって!」
 俺の示した”アレ”を一瞥したフローラは、合点した様子で頷くと、愛の炎を燃やす二匹をぽふぽふ、ゆさゆさしながら願い出た。
 するとピンクのドラゴンが、おもむろにフローラの耳をポフンと塞ぎ、ブルーのドラゴンを潤んだ瞳で見つめた。
「きゅっ(それじゃあフレンドラ、名残惜しいけどフローラにお願いされちゃったから”ごめんなさい”の続きは夜にね)」
「ぎゅぁっ(今日という今日は許さないぞ。このはねっかえりに、今晩からたっぷりとおしおきだ。数日は眠れると思うな)」
「きゅふ(あんっ)」
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