ラグジュアリーシンデレラ
「それで?その社長さんとは、どこまで行ってるの?」
「どこまでって……」
「デートしたとか、キスしたとかあるでしょ。」
斉藤さんに聞かれて、困ってしまった。
「……ただ一度、お寿司食べに行っただけです。」
「それって、デートじゃない?」
斉藤さんの目が、輝いている。
「デートでは、ないと思います。」
「どうして。」
「実は、仕事中に井出さんとぶつかった事があって。バケツの水に浸かった書類を、作り直した事があったんです。」
「へえ。」
斉藤さんは、興味深々だ。
「だから、そのお礼にご馳走してもらっただけで、デートじゃないです。」
その後も、誘われる事もなかったし。
やっぱり一般人と社長では、身分が違うんだ。
「連絡先は?」
「ああ、名刺をもらいましたけど、書いてあるのは会社の電話番号なので。」
「メアドだって、書いてるでしょ。」
「書いてますけど、会社のメアドですよ?」
「どこまでって……」
「デートしたとか、キスしたとかあるでしょ。」
斉藤さんに聞かれて、困ってしまった。
「……ただ一度、お寿司食べに行っただけです。」
「それって、デートじゃない?」
斉藤さんの目が、輝いている。
「デートでは、ないと思います。」
「どうして。」
「実は、仕事中に井出さんとぶつかった事があって。バケツの水に浸かった書類を、作り直した事があったんです。」
「へえ。」
斉藤さんは、興味深々だ。
「だから、そのお礼にご馳走してもらっただけで、デートじゃないです。」
その後も、誘われる事もなかったし。
やっぱり一般人と社長では、身分が違うんだ。
「連絡先は?」
「ああ、名刺をもらいましたけど、書いてあるのは会社の電話番号なので。」
「メアドだって、書いてるでしょ。」
「書いてますけど、会社のメアドですよ?」