ラグジュアリーシンデレラ
「たまらないよ。君がいつもいる会社だなんて。」

「そんな……」

「いいや。結野は、俺がいかに結野を好きか分からないんだ。」

林人さんは、私の服を脱がせると、身体中にキスをし始めた。

「はぁ……林人さん……」

「久しぶりの君の身体だ。」


好きな人が、自分の身体で欲情してくれている。

こんなに嬉しい事があるんだろうか。

濡れた身体に、林人さんの身体が重なる。

「ああ、結野。愛おしいよ。」

「私も……林人さんが、恋しくてたまらない。」

「嬉しいよ、俺のお姫様。」

見つめ合って、キスをして、一つになった身体を確かめて。

私達の逢瀬は、何度も何度も、果てを知らなかった。


「やだ、もうこんな時間。」

林人さんの腕の中で、時間が経つのは早い。

「俺の車で送るよ。急いで支度して。」

「うん。」

その時、林人さんは私のおでこに、チュッとキスをした。

「もう何から何まで、結野の為だ。」

私は林人さんの胸の中で、幸せを感じていた。
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