ラグジュアリーシンデレラ
あの後、青志の事を話したら、もう一度合わせてくれないかと言ってきた。

「いいよ。」

青志はあっさりとOK。

「今度は失礼のないようにしてね。」

「それはできない。姉ちゃんの将来がかかってるから。」

「もうっ!」

それでも嬉しい。

そしてまた、林人さんに”姉思いの弟だね”とか、言われるのかな。

「ふふふ。」

「何だよ、気持ち悪い。」

最近の私は、林人さんの事を思い出しては、幸せになっている。

こんな恋もあるなんて、私はいい人と出会った。


その週末。

私と林人さんは、青志を交えて食事をした。

今度は、オフィスビルの54Fにある、高級レストランだ。

「姉ちゃん、こういうところにも連れて来てもらってるの?」

「うん。」

って、まだ1回しか来てないけど。

「これから何回も、連れてくるよ。」
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