暗闇の先に…(続)
その次の日から、再び地獄のような日々が始まった
「調子はどうだ?」
ニヤニヤしながら入って来たのは田辺さんだ
「新しい薬が入ったんでな。お前で試してみようと思ったんだよ」
「ちょ…ちょっと待って下さい!組長」
別の薬を飲まされそうになった時、安藤さんが止めに入った
「何だ?安藤。組長に逆らうのかぁ?何様だ!!」
周りにいた男達が安藤さんを囲む
「いや、そう言う訳じゃなくって…こんな短期間に大量の薬をやったら、そいつ壊れますよ?」
田辺さんは私の顎を持ったまま、安藤さんを見てニヒルに笑った